民間救急による出会いの搬送、最後の搬送~第1部~
長年、民間救急搬送業務を行っていると、搬送させて頂いたお客様が再度ご利用して下さることがあります。
そのようなリピーター様とは、長い月日を搬送という部分でともに過ごし、そのときのご様子を目で見て、お話しを聞き、肌で感じとっています。
病状が快復へ向かい搬送が最後となる方、望まない方向へ進み最後となる方、リピーター様との最後の搬送は様々な理由があります。
民間救急らかんの「心構え」
今回、ご紹介する搬送内容は、病状が快復へ向かい最後の搬送となった、大切なお客様とのお話しになります。なお、スタッフとしても大変思い入れのあるお客様との内容なので数回に分けてご紹介させて頂きます。
「こういった病状で搬送リスクが高く、医療機材がしっかりしていないと駄目です。他業者では難しいとのことなので搬送お願い出来ますか。」
始まりはこういった内容の電話からでした。
「頸椎骨折を招く恐れがある」という内容を今でも覚えており、当社でも一度話し合いを行いました。
「自宅に帰りたくても、どこかに行きたくても、手段がない人を助けるのが当社の仕事。」という一言が決め手で、搬送を請け負わせて頂くことになりました。
しかし、当然ながらリスクは必ず回避しなければなりません。
民間救急らかんによる搬送までの準備
搬送日の約1週間前に病院とご自宅にお伺いし、病状確認、搬送経路確認を当社医療従事者が行っています。特にご自宅のベッドに搬送するには折り返しの階段通路を3回ほど上がらなければいけません。
当社の専用固定ボードが通るか、頸椎保護をしつつ上がることが出来るかを入念に確認し、可能と判断致しました。その後病院へ向かい、看護師様、ソーシャルワーカー様、リハビリスタッフ様とも打ち合わせを行い、幸いにもご本人様ともご面会させて頂き、我々としては搬送リスク面をかなり減らすことが出来ました。
ご本人様は緊張した面持ちではありましたが、笑顔で心から接して下さった事を今でも鮮明に覚えています。そして約1週間後、搬送の日が訪れます。
※投稿の許可をご本人様、ご家族様より頂戴致しております。
1部目は搬送に至るまでの経緯、流れをご紹介させて頂きました。
次回は実際の搬送内容、一時帰宅カンファレンス時のお話しを投稿させて頂きます。
◆民間救急による出会いの搬送、最後の搬送~第1部~(当ページ)
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