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2018-09-18

『民間救急らかん』と『嬉野バリアフリーツアーセンター』の新たなユニバーサルツーリズム支援


 

|『民間救急らかん』だからこそ可能になる新たなユニバーサルツーリズム支援

地域の高齢化、核家族化、そして人口減少に伴う過疎化。これらが、これから私達がむかえる地域社会です。

そんな地域社会で私たち『民間救急らかん』は医療関係者からの依頼を中心に活動を行なっています。

特に『寝たきりの方』などの要介護度が高い方の病院間やご自宅、施設などへの搬送が多いのが特徴です。その為、医療関係者や他地域の民間救急事業者様との連携が必要となります。

私たちは現場でご本人様から「海を見に行きたい」「夜景を見に行きたい」「美容室に行きたい」など、ご本人様が楽しむのための声も聞くよう になってきました。

そんな『声』にお応えするために私たち『民間救急らかん』は、医療現場と連携する民間救急事業者だからこそお役に立てる「繋がり」と「共感」を大事にしたいと考えています。地域が抱える問題を私たちだから可能なアプローチで新しいサービスの準備に、問題点など1つ1つクリアしながら1年以上の時間をかけて進めてきました。

そして、寝たきりの方など要介護度の高い方でも可能になる新たなユニバーサルツーリズム『嬉野温泉宿泊旅行』支援事業を立ち上げます。多くの方の新たに喜ぶ笑顔が見られる取り組みです。

「嬉野バリアフリーツアーセンター様」と「ご本人様」、「ご家族様」、「医療関係者様」、そして私たち「民間救急らかん」との連携で他地域にも新たなビジネスモデルにすることが可能となり、地域がさらに豊かな心をもつことができるようなサービスにしたいと考えています。

 

誰のための取り組みなのか

【1】ご本人様にとって

まず知って頂きたいことは寝たきりで過ごされている方は、温泉旅行などの楽しみは無意識に諦めておられます。ですが、そんな方々も楽しみたいのです。私たち民間救急らかんは

・医療関係者との連携、折衝

・搬送時の医療設備と経験

を持ち合わせています。

安心してご希望の場所へ向かい、楽しむための時間を少しでも持つことができるようになります。

 

【2】ご家族様にとって

病院や施設で長期に渡り過ごされている方のご家族様、ご自宅で長期間の介護されているご家族様にとっても同じです。
温泉旅行に連れていく、送り出すことはほぼ考えてはおられません。

ですが、本サービスでご家族様にとって

・一緒に温泉にいくことが可能に

・安心して任せて送り出し、ちょっと一息つける時間を作ることが可能に

今までになかった時間を楽しむことができるようになります。

 

【3】医療・介護関係者様にとって

いつもご本人様、ご家族様と接している方々です。

今回のサービスを準備するにあたり、一番お声を聞いたのが医療・介護関係者の方々でした。
関係者の方々にとって、ご本人様、ご家族様の喜ぶ顔を見られることが嬉しいんだと知ることができました。

・今までになかった「実現して欲しいサービス」

だと伝えられ、多くの関係者の方々から応援やご支援を頂きました。

関係者の方々にとって、『見たい笑顔』を新たに創り出すことができるようになります。

 

【4】嬉野バリアフリーツアーセンター様にとって

嬉野地域の10年以上におよぶバリアフリー化の取り組みは、車椅子を使われる方などの要介護者様が介護タクシー事業者様や介護サービス事業者様と連携し、『嬉野バリアフリーツアーセンター』様を通して、嬉野温泉を観光・宿泊で楽しむことができるようになりました。

そこで、私たち民間救急らかんと連携することで

・新たなターゲット(寝たきりの方などの要介護度の高い方々)にサービスの提供が可能に

・バリアフリー化が完璧ではない宿泊施設様でも民間救急事業との連携で対応が可能に

など、新たなサービスの創出でバリアフリー事業の発展、そして地域の活性化に繋げることができるようになります。

 

【5】民間救急事業者にとって

民間救急の分野は各地域で立ち上がり、医療機関との連携、地域間との連携が充実してきました。

私達が関わる分野がさらに各地域のお役に立てる事業となり、共に連携し、共感し、新たな意義を持つことができ、育てることができるようになります。

 

私たち『民間救急らかん』が目指す場所

それは民間救急従事者にとっての社会的意義の充実です。

無意識に諦めていたご本人様やご家族様、医療・介護関係者様に啓蒙の意味も含めて、「楽しかった」「よかった」「ありがとう」の新たな笑顔を創り出す活動にしたいと考えています。そして、送り出す地域と受け入れる地域が共に少しでも心の豊かさが充実し、地域の幸福価値創造モデル事業になることを目指します。

それは日本の各地域が抱える問題を少しでも私たち民間救急事業者が解決できる一端を担えるようにしたいと現場を通して感じるようになったからです。

まずは私たち『民間救急らかん』と『嬉野バリアフリーツアーセンター』様で新たなサービスを立ち上げ、仕組みを創りだします。

そして、全国の他地域でもその地域の民間救急事業者様とバリアフリーツアー事業者様が構築可能なビジネスモデルにできるように参照データを積み重ね、それを共有しネットワーク化できるようにと次のステップも見据えた準備も進めています。

※モニターツアー参加の募集は終了致しました。

 

本サービスに対応するご利用者様の環境について

・何か急変(体調変化)があれば、主治医以外の病院への救急搬送の承諾(主治医からの紹介状持参も考慮)が可能な方。

・自宅等から旅館への移動という観点から、ある程度の環境変化に対応可能な方

・状況によりご家族との別部屋となる事を承諾頂ける方

・ご家族がおられる方(よりご本人が旅行を楽しめる環境にするため)

 

◆対応可能とする利用者様の医療行為と状態について

【医療行為】

・経管栄養 ・人工呼吸器 ・褥瘡 ・喀痰吸引(気管切開含む) ・インスリン ・酸素投与 ・持続点滴 ・人工肛門  ・ドレーンチューブ

【状態】

・麻痺がある方 ・寝たきりの方

※旅行を楽しむという観点から、出来れば楽しみ程度(少量)でも、口からの食事が出来る方


ご相談、お問合せ等は下記フォームに記載のうえ、お送りください。


    ■佐賀嬉野バリアフリーツアーセンターについて>>>

    ■民間救急らかんについて>>>

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