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要介護者・寝たきりの方の為の嬉野温泉宿泊旅行を仕組み化・実現した理由


「重篤な要介護者・要医療行為者」の温泉宿泊旅行は不可能か?

社会のバリアフリー化に伴い、車椅子をご利用の方などは温泉宿泊が実現されつつあります。

しかし、更に進む高齢化社会にもかかわらず「寝たきりの方、重篤な要介護者」の宿泊旅行は「仕組み上」「意識上」もまだ実現可能な社会環境ではありません。

バリアフリーに関する法律も、対象者は車椅子の方などがメインです。

それは「重篤な要介護者・要医療行為者」の【移動】【宿泊】は不可能だと無意識に考える国内環境が少なからずあるからだと考えております。

「海が見たい、夜景が見たい」単なる移動手段ではない民間救急車の需要

民間救急は消防署認定事業所で正式名称は患者等搬送事業といいます。

搬送時に医療行為対応等が可能な民間救急の主な活動は病院間の転院、ご自宅等へ「緊急性のない寝たきりの要介護者・要医療行為者」中心の搬送(消防救急・介護タクシー対応不可)です。

弊社・民間救急らかんは福岡を拠点に関東、東海、関西間などの長距離搬送も年々増えてきています。

そんな搬送現場で患者様等から「海が見たい、夜景が見たい」という声もあり、医療機関と連携しながら外出支援が始まりました。

そして、外出支援現場で『温泉に行きたい』という声に出会ったのが『寝たきりの方の為の温泉宿泊旅行』を仕組み化するに至ったきっかけでございます。

 

関係機関の連携による国内初の仕組み作り

そこで、私たちは嬉野温泉のバリアフリー化にハード・ソフト面で10年以上取り組んできた「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」との連携を模索し、両者にて命のリスクがある「寝たきりの方、重篤な要介護者」の【移動時】【宿泊時】に必要な対応方法を2年半という時間をかけ、『送客する福岡』と『受け入れる嬉野』という国内初の仕組みを実現するに至りました。

この新たな仕組みをまずは医療・介護の分野に携わる専門家の皆様へ1人でも多く知っていただき、より多くの「重篤な要介護者・要医療行為者」様へ届けるため、今後も精進して参る次第でございます。

 

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