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2021-01-08

四国への船旅〜民間救急らかん・バリアフリー・介護士看護師付き添い旅行【後編】


四国へのフェリーでの一日旅【ユニバーサルツーリズム】を実現して約ひと月が過ぎようとしていた頃。

あるご連絡が当社スタッフに入りました。

「先程、父が亡くなりました。ありがとうございました。」(LINEより原文を引用)

あの旅行の後1ヶ月ほどでお亡くなりになったという知らせでした。しかもお亡くなりになった直ぐにこの知らせを頂きました。

メッセージを頂いた当社看護師も、
「ご連絡ありがとうございます。〇〇様と皆様の決断であのお墓参りと旅行が出来た事をお父さまも喜ばれていましたね。私も一瞬でお父様の溢れる様な笑顔とお父様のジョークの虜になってしまいました。ステキな思い出をありがとうございます。〇〇様の勇気ある決断と行動力はお父様譲りでとてもステキでした。お父様のご冥福をお祈りしております。ご連絡をいただきありがとうございました。」(LINEより原文引用)

この様にお伝えしました。

その後スタッフ内でその事を共有しながら旅行の時のことを話し合っていると、再度娘様よりメッセージが。

お通夜とお葬式に流す思い出の写真のスライドショーを送って下さいました。それを見てみると…スライドには若い頃からの利用者様とご家族のお写真が。それだけではありません。

スライドの最初と最後には、当社から送っていた旅行の様子を撮っていた沢山の写真が散りばめてありました。

あらためてその時の写真を見て、私たちも思わず涙が出ていました。

今まで幾度となく余命宣告や重篤な方への旅行や外出のお手伝いをさせて頂きましたが、ここまでの事をお知らせしてくださった方は初めての事でした。

さらに、この方の遺影写真には私たちが旅行サポート中にとっていた最高の笑顔の写真が選ばれており、その事にも驚きでした。
「ホントにいい笑顔だったから背景を消しただけで着せ替えなどの修正はせずに遺影写真にしたよ。」

こうしてご自宅にお祀りされている祭壇の写真まで見せて頂きました。そして、遺影写真の下には私達スタッフと一緒に写った写真が飾られてました。

 

民間救急らかんが関わらせて頂いた終末期、思い出の旅行

利用者さまにとって、また、ご家族さまにとって心に残る日々を共に過ごせた事、そして最後を迎えた後にもこの様なカタチを作ってくださった事に感謝するばかりです。

このブログの掲載に関しては、今回のご旅行を体験されたお客様よりこんなあたたかいお言葉を頂きました。

私達の写真を使う事でみんなに知ってもらえるのなら、役に立てるのなら動画でも写真でも顔出しでもどんどん使ってください。こんな素晴らしい仕事を1人でも多くの人に知ってもらえるのなら。あの時あのタイミングで行けて、先生や、ソーシャルワーカーさんも快諾してくれて本当に良かったです。

この様な思いで、今回ここまでの投稿を快諾してくださいました。

最後にこの投稿を快諾して下さったAさまに心より感謝申し上げます。
ご覧頂いた皆さまの中で、同じ様な境遇の方の為に少しでも前向きに進める事を切に願います。

>>四国への船旅〜ユニバーサルツーリズム【前編】>>

 


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