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2020-03-15

外出支援サービス|在宅医療・お父様のもとへ、入院中の子供様一時帰宅


ご自宅で終末期を迎えるお父さまと、病院にご入院され、酸素と吸引が必要な子供様。

残された時間に最後の親孝行がしたいとのご要望を受け、自宅へお連れして家族団欒のひとときを過ごされました。

 

当日依頼の医療行為搬送による看護師対応

福岡市の西福岡病院へご入院の患者さま。今回は急展開でご相談当日の搬送のご相談でした。

■医療行為が必要で、看護師さんに添乗して頂きたい

■自宅で数時間滞在したいので、吸引や酸素の管理をお願いしたい

当日の依頼は短時間でのやり取りが必要です。患者さまの詳細は看護師と交代し、要所を抑えたヒアリングにてサポート内容の確認とリスク管理を想定します。

資機材をセッティングし、車両の準備を整え、すぐに病院へ向かいました。

病院からご自宅へ移送するとそこは昔からの大きな庄屋さんといった感じの大きな旧家でした。大抵この様な自宅は玄関と床との間の高さがかなりあるのですが、お体の不自由な家族さまを思い、立派な備え付けのスロープがついてました。

ストレッチャーのままお座敷へと上がる事が出来ました。

そこで目にしたのは、在宅医療用のベッドに横たわるおじいさまが。

 

民間救急・外出支援搬送サービスによる家族団欒の実現

今回の一時帰宅の搬送には理由があり、それはこの在宅医療をされているご家族さまの限られた時間を、みんなで過ごす為に急遽企画された、家族団欒のお時間でした。

短い滞在時間ですが言葉でのコミュニケーションが難しい為にお連れした患者さまは途中から筆談にてメッセージを送られていました。
ご自身もお体が大変なのに親を気遣ってのお言葉になんとも言えない気持ちです。

この日は雨もよく降りましたが、大切な時間を作るお手伝いが出来たことに嬉しく思ったひとときでした。

 

「実はあの2日後、父は亡くなりました。」

この話には続きがあります。

実はこの時の様子を記事にしたものをお持ちしようとご連絡差し上げたところ、

「実はあの2日後、父は亡くなりました。」

それを聞いた私達はご自宅を再度訪問して仏前にお参りさせて頂きました。

その中で、

「あの時に連れてきて頂いて本当に良かった。父も何度も会いたい、会いたいと私に話してたんです。お陰さまで…」と、涙ぐむご家族さま。どこか寂しくも嬉しいお言葉でした。

大切な人とのお時間は本当に限られているのだと、ひしひしと感じた、そんな日でした。

※投稿の許可はお姉さまより頂戴しております。

 

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