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2025-09-28

対馬への帰郷【看護師付き添いサポート・博多港から厳原港】


今回の搬送は、福岡市内の病院様から「故郷である対馬に帰りたい」とご希望の患者様がおられ搬送が可能であるかとご相談をいただいたことから始まりました。ご本人様にとっても、またご家族様にとっても願いであり、しかしながら容態を見ながら適切な時期を慎重に検討されている段階でのご相談でした。

当初は「帰郷のタイミングがいつになるか分からない」という状況でしたが、関係各所との調整を進める中で、受け入れ先の病院様から体制が整ったとのご連絡をいただきました。そこからは具体的な移動日を決めるために、ご家族様・ご入院先の医療機関様と連携を取りながら、少しずつ準備を整えてまいりました。できる限り万全の体制を整えるよう努めました。

患者様は酸素投与が必要なご状態であったため、弊社看護師が常に付き添い、乗船の際も安全にご移動いただけるよう、予備の酸素ボンベや医療資器材を余裕をもって準備し、ご移動中の不安を少しでも軽減できるようにいたしました。

 

当日、福岡は青空が広がり穏やかな一日でした。博多港には、ご出発を見送るためにご家族様がお集まりになり、また到着先の対馬からもご親族の方が港までお迎えに来てくださっていました。ご家族様が顔を合わせ、温かく言葉を交わされておられました。患者様も安心されたご様子でした。

対馬厳原港では、到着後、消防のスタッフ様に無事に引き続きすることができました。

今回の搬送では、ご本人様の願いを叶えるサポートとともに、ご家族様とも大切な時間を共有できたことに感謝申し上げます。
スタッフ 奥山

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