サービスを【カタチに(デザイン)】-福岡デザインアワード2017
■糸島で民間救急らかんを立ち上げて数年
少しづつご依頼を頂けるようになり、目の前のご利用者様へ必死に対応をしてきた数年間だったと思います。
考える前に動き続けて、積み重ねてきた期間でした。
ここまで出会ったたくさんの方々のご縁で病院、施設、個人様からの多くのご依頼を頂けるようになってきました。
関東、関西方面からも長距離搬送のご依頼やお問い合わせも増えてきました。
年単位の時間をかけて一つ一つ積み重ねてきたんだなと、感じさせて頂けています。
そんな私たちの役目がまさか福岡デザインアワード(福岡県産業デザイン協議会主催)というコンペに出てしまうことになるとは?!
変な感じでした(^^; )
ですが、新しい世界と繋がったと、確かに感じることになります。
■きっかけは株式会社アジアン・マーケット安武さんとの出会い
いつもワクワクさせて頂いてます!
代表の安武さんはじめ、スタッフの室井さん、尾野さんの同じフィールドに一緒に立って頂けるスタイルに感心させられています。
3人とは今年の3月に一緒に伊万里のお寺・本光寺にも行きました。
エンディングをテーマに本光寺の小島住職のもとで座談会を企画(室井さんの記事)して頂きました。
デザイン会社でもコンサルでもなく、新しいジャンルの方々に出会った感じです。
ご本人たちは「メーカーで開発が仕事です」と言われます。
㈱アジアン・マーケットさん ※確かにメーカーですが…(^^; )>>
■『寝たきりの方へ家族からの贈り物』
これが当社の福岡デザインアワードへの初出展品でした。
はっきり言いますと、中身はこれまで私達がやってきました「外出支援」です。
こんな話を安武さんにしました。
「病院から告知を受けている方から、最後に行ってみたいところがある」
というそんなご依頼もご本人様からあります。と。
「家族には負担がかかるから、言いにくいんですよね」
とも。
そこで安武さんから唐突に言われたのは
「福岡デザインアワードに出しましょうか?」
でした。
正直
「????」
でした。
カタチにして、伝えやすいように、
そして、ご家族や周りの方に気づいてもらうために、
啓蒙活動の意味を込めて(デザインアワードに出しましょうか?)。
と。
意図、目指すところは理解できました。
その視点は私たちの視点にはなかったことです。
■第19回福岡デザインアワード
一次審査(書類審査)を通った約130社の150アイテム近くの本審査がJR九州ホールで11月7,8日に開催されました。
そしてモノづくりの皆さん、どれも秀逸なものばかり…もちろん特定の方へ向けたモノから幅広い方々へ需要喚起される方など様々です。
モノを作るのにこんな角度から見て作るのかと驚くばかり。
面白い事に隣のブースも地元糸島!しかも、全国区になりかけている糸島産ふともずくの地域活動。
お隣はTVの取材をバンバン受けられていました!
この他地元糸島から全国へ活躍されている企業の皆様とも知り合いになることができ、ホントに刺激になりました!
楽しかったです!
準備から楽しみました。
予定になかったんですが、ブースにミニ救急車を置いて、ミニチュアの街を作ってみました!
イラストやデザイン、ツールなどの制作を担当して頂いた尾野さんを巻き込みました(^^; )
■『寝たきりの方へ家族からの贈り物』を皆さんに
寝たきりの方からのご依頼の裏側には、家族に負担がかかるので、ご本人からはご家族へ希望を伝えにくいという現実があるようです。
だから私達はカタチに見えるサービスで、ご家族に気づいて頂き、ご家族からご本人への【贈り物】としてご本人とそのご家族の笑顔を生み出すお手伝いをしたいと思います。
ギフトブックのお渡し
ご家族からご本人へ、皆さんで撮影した写真やメッセージが入った「家族からの贈り物」をギフトブックという形でお渡しできます。
ご本人様の喜ぶ笑顔を生み出せたら。
「美容室プラン」「温泉旅行プラン」「フリープラン」3つの外出支援サービス
福岡市早良区百道。個室があるオシャレな美容室。気兼ねなくご利用頂けます。
全国屈指の美人の湯、嬉野温泉。車椅子の方、寝たきりの方に対応した設備、介助で一泊二日の温泉旅行に。
海へ、山へ、街へ。景色を眺めに、お買い物へ、行きたい場所に。
会場に来られた多くの方に丁寧に伝えさせて頂きました。
そして、審査員の先生にも。
結果は受賞にはいたりませんでした。(受賞企業様のご紹介はこちら)
ですが、審査員の先生に
「将来をポジティブに、明るくなる世界ができるように期待しています」
と、言われました。
有難うございました!頑張ります!
私たちの強みは【民間救急】という機材も対応もシビアな世界の経験と実績に、【外出支援】という介護・介助サービスが繋がっている点かと思います。
たくさんのご家族様を支えられるように、伝えられるように頑張っていきます。
そして、たくさんの笑顔を作り、ポジティブな世界を生み出したいと思います。
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