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2023-06-09

福岡から鹿児島まで(人工呼吸器の患者様の移送)


私たちは、日々、様々な医療搬送のご依頼を頂きます。

今回頂いたご相談は、人工呼吸器が必要な患者様を、鹿児島へ搬送できないかという内容でした。

当初は、車両で搬送するご相談でした。車両搬送した場合、福岡から鹿児島へは4~5時間かかります。今回は、病院のドクターより新幹線を利用して行けないかというご提案があり、時間的な患者様のご負担を軽減するためにも、新幹線での計画を試みました。

呼吸器を使用しているということは、常に安定した電源の供給・様々なリスク管理等が必要になります。

そして公共機関を使用するということは、移動中に環境が変わります(車両内から、新幹線ホームへの移動など、)ので、その場面にも対応できるようにしておく必要がありました。

搬送日が決定したら、当社看護師により、病院のソーシャルワーカー様、病棟ご担当者様、呼吸器メーカ-のご担当者様と入念な打合せを繰り返し、患者様を安全に搬送させて頂けるように調整させて頂きます。

今回、鹿児島でお待ちになる家族様とも搬送に関する様々な事を打合せしていきました。

当社は、搬送が決まりましたら、家族様へ公式LINEにご登録頂き、ご説明不足がないように心がけています。

搬送は、当社からは看護師・介護士の2名対応で出発地の病院(福岡県内)から目的地病院(鹿児島市内)までお付き添いをさせて頂きました。

看護師による継続的なバイタルチェックや、呼吸器管理、吸引も実施しながら慎重に搬送を行いました。

当日の主な流れ

1.出発地の病院(福岡県内)から博多駅までは当社車両で搬送

2.博多駅から鹿児島中央駅までは、新幹線乗車

3.鹿児島中央駅から目的地病院(鹿児島市内)までは、民間救急サポート鹿児島様と連携

 

到着駅の鹿児島中央駅ですが、ホームにあるエレベーターが小さいため、呼吸

器があり、寝たきりのままでのホームの移動をするために詳細に打合せする必要

もありました。鹿児島での連携先・民間救急サポート鹿児島様のノウハ

ウのおかげもあり、無事に車両へ移動することができました。

(公共交通機関を利用する搬送では、駅や空港での状況が異なるためいろいろな下調べや、連携先業者様のご協力も非常に重要です。)

目的地の病院まで無事にお連れすることができ、ご家族様からも困っている方のために、と投稿の許可を頂くことができました。

 

公共交通機関を利用した搬送では、車両手配、チケット取得、スケジュール管理、病院間(施設間)との打合せなどトータルコーディネートを致します。お気軽にお問い合わせを頂けますと幸いです。

写真は、搬送時に偶然博多駅に停車していた幸せの黄色い新幹線です!

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