退院搬送のカンファレンス(事前会議)参加ー民間救急らかん・福岡
民間救急らかん[退院搬送のカンファレンス(事前会議)参加]報告
病院での療養から、在宅医療へ移るための、退院搬送のカンファレンス(会議)に参加させて頂きました。
私共が日常行っている病院からの転院や帰宅の為の搬送では、予め決められたスケジュールの元にお迎えに上がる病棟・病室と、お名前、移送先、時間などが情報提供され、搬送のお見積もりなどが問題なければ確定という、極めてシンプルなものです。
いつもの流れで今回、福岡市内の病院から佐賀県唐津市への在宅医療を受ける方の移送を承りました。
その後、訪問医でお世話になっている先生から、退院カンファレンスに事前参加してほしいとの要望を頂き、参加することになりました。
ここでは担当医の先生、病棟師長、担当の看護師さん、そして在宅医療の先生をはじめとする訪問看護師、ケアマネージャー、ご家族、そして搬送業者の私共が参加して行われました。
病状の発端から現在に至るまでのプロセスが丁寧に報告され、その為の注意点などが確認、報告されます。
患者さまの状況によっては思わぬ所にリスク管理すべき点などが見えてくるので、とても意義のある内容でした。
今回はいわゆる【終末期を在宅で迎える】ことにおける第一歩が、退院の搬送となるわけです。
ここで最後に、訪問医の先生が仰って頂いた事をご紹介したいと思います。
「…途中略。在宅へ移るにあたり、周知しておきたいのは患者さまが自宅へ戻る事を選択したのは、看取りの為ではありません。
これからの貴重なお時間をどの様に過ごしていただくかという事なんです。
それを皆さんに理解して頂く為の今回のカンファレンスだという事を、周知して頂きたい」
との事でした。
これをお聞きになったご家族さまは、どれだけ気持ちが救われたか。
そしてどれだけこの一瞬に関わりあう人々に、一刻一刻の大切さを感じさせたか。
私も胸を打たれました。
帰宅するというシンプルな移動の中に、これからの生活環境を安心して過ごしていただく為の大切な事をしっかりと見つめてサポートさせていただく事を改めて認識させて頂く良い機会となりました。
そして何より、より安全な搬送に備えるため、患者さまの最新の情報をお伺いする事が出来ました。
これはその後に続く在宅での生活に、多大な影響を及ぼす事だと感じました。
今後も在宅医療へと移る方へのカンファレンスには、できる限り参加させて頂きたいと思いますので、お気軽にご相談下さい。
弊社もこのカンファレンス参加のお陰でより、安全な搬送を行うことが出来ました。
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