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2022-07-31

【呼び寄せ介護】|新幹線を利用し、久留米市から東京都世田谷区までの長距離搬送


【福岡から東京への、呼び寄せ介護】

東京へお住まいの娘様より、ご相談頂いた事から始まります。
「久留米市に入院している母を、リハビリが終わるころに自分の住んでいる東京へ呼び寄せたいと考えています。
移送手段(車椅子orストレッチャー)や、移動にかかる費用などを教えていただけたら・・」とのことでした。

当然のことながら、家族の方にとって寝たきりとなった方の移動、しかも8時間はかかるであろう移動をすることは、不安で仕方がなかったと思います。そんな中、まずは事前に、オンラインにて面談することになりました。面談では娘様から、移動中の不安やお母様の病状についての事など、お母様に対する熱い想いを聞かせていただく事が出来ました。現在はコロナ禍で、病院へ行っても直接面会する機会に乏しく、不安な気持ちでいっぱいだったと思います。

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その後は現在ご入院されている病院の担当者様と連絡をとりながら、長距離搬送の移送スケジュールを作成します。

1,転院元の病院へ民間救急車にてお母様と娘様をお迎え。病院を出発。

2,新幹線・博多駅へ。駅ホームまではスタッフ3名でストレッチャーのまま移動。速やかに新幹線の多目的室へ移乗

3,博多駅より新幹線出発。当社看護師が付き添い

4,東京駅には同業で駅からの対応に慣れた民間救急車を手配し、駅ホームにて待機していただく

5,東京駅に到着。合流した民間救急のスタッフ様のサポートにて再びストレッチャーへ移乗。駅から車輛にて移動。

 

この様な流れです。


新幹線は公共の乗り物なので必ずしもこちらの希望通りに予約できるとは限りません。
また、病院にも出発や到着時間には希望時間があります。これらの仲介を我々が行いながら移送スケジュールを完成させます。
この時期は、夏休み時期に入るので、交通渋滞や新幹線の乗車も多いことを念頭に置いたスケジュールとなりました。

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搬送当日はお天気にも恵まれ、久しぶりに面会された娘様からのお声かけに「はい」と大きな声でお返事を返され、マスク越しにも
わかるような笑顔を見せてくださいました。

多目的室は、基本2名での予約となるために、患者様と看護師で予約をし、娘様は近くのお席で予約を取ることに。新幹線の移動中は、
多目的室へお母様のご様子を見に来てくださり、お母様も安心なされていたようです。当社看護師も、お母様の不安が軽減されるように、
新幹線の移動中は終始手をつながせて頂きました。
時折お母様が力強く手を握り返してくれたり、会話の際や新幹線の出発・到着時に流れる音楽に合わせ、握った手を動かされているご様子は、
旅行好きのお母様が、この日の移動を楽しんでおいでのようでした。
駅のホームでは、当社と同じように看護師が常駐している、ティーケアブリッジのスタッフ様がスムーズに移乗のサポートをしてくださり、
無事に目的地の施設に到着することが出来ました。

東京での親子水入らずの時間を、お過ごしいただけます様お祈りいたします。

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