看護師による結婚式付き添い|唐津市の病院から
【結婚式】。
新郎新婦はもちろんのこと、そこにいるすべての人が幸せを感じる1日。
今回は、そんな結婚式のサポートをさせていただく機会に恵まれました。
週末にいただいた一本のご相談のお電話は、病院の入退院のスタッフさまから。
「明日、娘さんの結婚式が行われるのでそこにお父さん(患者さま)を連れて行ってほしいのですが、お願い出来ますか?」
結婚式は週末の土曜日でこの相談の翌日です。この日の予約は空いていたので対応可能なことをお伝えし、病院と患者さまの容態や、式に滞在可能な時間を打ち合わせました。
お父さまは、限られた時間を過ごされていましたが、この日を楽しみにしておいででした。
この様な気持ちを察した病院のスタッフさまが、何とか願いを叶えたいと、いただいたご相談です。私たちもこれは必ず叶えたいと思いました。
迎えた当日。しかしまだ出発するために当日ギリギリまで検査があり、そこをクリアして外出できるかどうか…
…
…
……
その時間が近づくにつれ私たちも、ドキドキしながら正式な依頼を待ちました。
そろそろ出発の時間だ…
そう言って話していると、やっと吉報が。
お父さまの容態を考慮して、披露宴には参加せず、教会での式のみ参加となりました。
式場に到着して、新郎新婦の晴れ姿を見るお父さまと、お父さまがきてくれたことに、涙する新郎新婦。
病院へ戻った時にはわざわざ病棟からスタッフさんが駆けつけてくださり、すぐにエレベーターにてすみやかにお部屋のベッドへと移動して、タキシードの脱衣。戻るときもすみやかに移動することができ、患者さまもひと安心なさったようです。
これも病棟で患者さまを支えるスタッフさんや入退院支援スタッフ皆さまのお力添えの末に叶いました。
ここまで来ることが困難だっただけに、喜びもひとしお。感動の舞台に立ち会えたことを、とても嬉しく思います。
*患者さま及びご家族さまより投稿の許可をいただいております。