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2024-12-22

長崎の離島、対馬からはるか遠い富士山を望む静岡県への長距離搬送


今回の長距離搬送はいつもより入念に行われました。なぜならば、患者様は長崎県の離島である対馬市にお住まいで、そこから子供様の住む、遠く離れた静岡県への移動をご相談だったからです。離島からの移動では船か飛行機での移動ですが、静岡までひとっ飛びとはいきません。

そこで、今回の移送の組み立ては次のようになりました。

 

1、対馬市から飛行機に乗って福岡空港へ

2、当社の民間救急車両で福岡空港から博多駅へ

3、博多駅から新幹線に乗り、名古屋駅へ

4、連携先の民間救急車両で静岡県まで

 

距離数にして1,130キロの長距離移動。患者さまはその移動に耐えることができるのか。そこまでしなければならないのか。行程を作るにしても、我々だけでは到底なし得ません。搬送元、搬送先はもちろん、公共交通機関や連携先の方など、繋ぐ皆様の多大なる協力が必要となります。

打ち合わせを何度も何度も続け、やっとの事で受け入れの体制や順次が整ったのが最初にご相談を受けてから約4ヶ月。

迎えた当日は大風。飛行機は無事に飛ぶのかさえ心配される中、無事にフライトしてくれました。

飛行場から向かった次なる目的地、博多駅では待機中に古くからの旧友が駆けつけ、懐かしい話を楽しんでおいででした。

長距離搬送においては我々の車で目的地へ行くよりも、新幹線などの公共の乗りもので行く方が時短になるのですが、それでも12時間…看護師よく頑張ってくれました。病院とは違い、限られた資機材で患者さまのケアを1人で背負い、長時間に渡り最後まで付き添っている我が社の看護師には尊敬しかありません。

 

無事にお連れ出来たことをありがたく思います。

 

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